50代で転職する際に捨てるもの

50代で転職する際に捨てるもの

 50代で転職する際に大企業の部長職などが新しい会社で学習能力がなく苦労するのは、これまで同じ会社で長年働いてきたため転職先でゼロから新しいことを学ぶ能力に欠けているためと話すのは「ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ」の著者の田崎正巳氏です。田崎氏は大学を卒業した後に味の素に入社し現在は、モンゴルビジネスをコーディネートするコンサルティング会社「STRパートナーズ」の代表です。

 

モンゴルに学んだ断捨離

 モンゴル赴任の経験がある田崎氏のすすめる生き方は「断捨離」ですが、「断捨離」はビジネスにも通用すると田崎氏はいいます。田崎氏が「断捨離」という言葉を知ったのはモンゴル赴任中で、友人でもあるサイコセラピストの川畑のぶこさんのブログに書かれていたのです。「断捨離」とは断つ・捨てる・離すという、3つの言葉の頭文字をとったものです。

 

最後は「手柄」も断捨離

 田崎氏はモンゴルの田舎に行ったときにかれらが余計なモノは一切持たず、ゲルと呼ばれる移動式住居に住み年に何回か移動しながら生活しているのを見て感心したといいます。

 

 それはかれらモンゴル人が物欲でなく、家族や自然などに幸せを感じていたからです。田崎氏は「私たち現代人も捨てる習慣が大事だ」と訴え、「20代で捨てるのは先入観で、40代で捨てるのは私欲。50代では手柄を捨てろ」とアドバイスしています。

 

ゼロから始められる人は転職に成功できる

 50代では手柄を捨てろとはこれまでの自分の手柄は捨てて、その手柄を部下に渡してリーダーシップを発揮できるかどうかが評価の分かれ目になるからです。50代で転職しても期待されたほど活躍できないのも、過去の実績や経験に頼り過ぎるからです。

 

 過去の実績や経験に頼ることは悪いことではありませんが、新しい環境でゼロから新しいことを学ぶこともそれ以上に大事なことです。